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ラテンアメリカで自給自足で運営する「人類文化学園」の設立計画 

 

教育思想 

  自他共生から自他共栄へ

  原案: 伊藤玄一郎

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  人間は生まれ持った個人差はあるものの、教育、環境、与えられた機会等と向上心の努力によって、いくらでもそれぞれの人格及び能力を高めることができるものである。
   ここに学ぶことを希望するものには年齢制限なく、人種・国境を超えて何人にも門戸を解放するものであり、そして生まれや育ちの背景を踏まえた各個人の性格や傾向を把握し、長所や個性を生かすことのできる教育チャンスを与え、さらに他人の異なった考え・思想、主義、信仰などを尊重し受け入れることのできる心の広い人間造りを目指して、世界の諸民族を集めた理想的な国際社会環境の中で次の方針を土台とした教育が実施される。

 


 1. 人道主義教育

  地球と自然に対する愛と敬意の精神を育て、それらの上に万物の霊長である人間の命と人格を尊重し、隣人に対する強い関心を抱く、人道主義的考え方をもった人間造りを目指し、他人と社会に奉仕する精神を育てる教育をする。

 2. 国 際 教 育

  急激に国際化する社会に対応できる人間造りを目指し、このために、様々な国からいろいろな個性をもった人材をスタッフ及び学生として集める。 語学教育は当学園内において重要な位置付けをもち、一人最低3ヵ国語習得を目指す。

 3. 文 武 両 道

  知的面のみならず、精神及び肉体面におよぶ個人全体の円満な発達状態を作り上げるには、水準の高い学問の授業に平行して、活発で能率的な肉体運動をさせることが重要である。 当校では体力造りの基本として、また精神鍛練をはかり、暴力や犯罪が増加する社会においての自己防衛の護身術を身に付けさせるために、武道を重要な修行活動の一つとする。 入学1年目と2年目の学生は早朝マラソンに空手及び剣道の基本訓練を日変わりで毎朝練習させる。 これは3年目からは自由参加となる。 さらに、当学校では幅広く武道やスポーツなどのクラブ形成を奨励し、各学生は毎日行われるクラブ活動に最低ひとつは参加しなければならない。

 4. 技 能 訓 練

 社会で役立つ職を手にさせることがこの学園の一番の狙いであるので、卒業生は社会に出た時に資格だけではなく、仕事の経験も備えていることができるように、学業と労働の両方をバランスよく与え、そして学生と言えども仕事においては、責任感、生産性、品質管理等の高い結果を要求するなどし、またそれに対して適切なインセンテイブを与えることによってプロ意識をもった人間を養成する。

 5. 環 境 教 育

   今世紀の重要課題となっている「持続可能な開発」「持続的な繁栄」は社会経済開発と環境保全の調和を目指すものであるが、これが当校のあらゆる活動に反映されなければならない。 そして今世紀の要求に答えられる人材を育成するべく環境関係の学科や科目にプライオリテイーを置いた教育を目指す。

 6. 全 寮 制 度

  少年期において団体生活を体験することは、一個の人間が社会に出たときに必要な順応性及び社交性を身につけることになり、極めて重要である。 また更に、違った文化、言語の障害を乗り越えて人間交流をはかり、国際的な要素を身につけるには、違った文化と言語の人間と同じ屋根の下で生活することが、連帯感を作り、人種偏見、階級差別を壊していくため、一番効果てきである。

 7.持続可能な開発による経済繁栄

 

  現在世界的に課題となっている持続可能な開発をベースとし、かつ経済的な繁栄を目指す考えで、ビジネス教育を行う。 経済の仕組みをしっかりと教育した上で、それぞれの才能や能力にあった仕事を見つけさせ、そしてそれから効果的な個人成長を計画する。 

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類似或いは共通した思想をもつ学校や組織の例
 

  •  星槎大学

  • 星槎大学は、今までにない全く新しいタイプの
    大学として、高等教育を受ける権利の機会を全て

  • の人に対し平等に開くとともに、課題探求能力の

  • 育成と、「知」の時代に必要な人間性を培う「心の耕作」に寄与することを目指して設立されました。

  •    共生科学部という新しい学部に教育、環境、国際問題の3つのコースを設け、共生社会の創造に貢献する人材を養成します。学習障害(LD)者までを受け入れることのできる通信制大学です。

    1)共生の理念を前提とした、人間の学びや成長の問題を実証的に明らかにする「学習(学び)の科学」としての教育学的基礎理論。 2)人間活動が生態系に及ぼす影響の解析を通じた、人間活動と自然環境との共生の環境学的基礎理論。 3)ボーダーレス化する地球社会の現状と課題を、排他的な自文化中心主義を脱し社会的・文化的な多元性を共生へともたらす視点からとらえる国際関係学的基礎理論。
     また特に学習障害(LD)対応教育の専門家を養成する特別支援教育専門コースは本大学の特色といえましょう。

    星槎大学ホームページ   星槎グループ   星槎国際高等学校  特別支援教育


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  •  三育学院

     三育学院は、セブンスデーアドベンチスト教会

  • が世界各地に持つ教育機関ネットワークの日本

  • 校。全寮制度で、小学校から大学まで一貫した

  • 教育を行い、文化系コース中心でありながら

  • 農場や食品加工、木工場などの産業をもち、

  • 途上国ではお金のない学生への労働学生制度がある。(製品販売収入約40%)

     海外にある系列の学校では学生たちが働く農場や様々な産業によって自給自足が図られ、近くの町や地域では、この学校で作られるパンやチーズ、牛乳、ジャムや卵、野菜や果実が売られている。いろいろな国から勉強に来て国際的環境が魅力である。そして、裕福な家庭の子供もいれば、貧しい家庭の子供、親のない孤児や、家出少年、そして中には国外追放を受けたテログループのメンバーだった若者までいたりする。
     この学校は宗教団体が運営するミッションスクールでありながら、宗教、社会層に関係なく、学費を支払うことのできる学生か、自力で働きながら勉強する意欲のある学生であればだれにでも門は開かれている。

    三育学院カレッジ  米国ロマリンダ大学  アルゼンチンのラプラタアドベンチスト大学  



     一燈園


     一燈園は、明治37年西田天香さんによって創始

  • されたもので、自然にかなった生活をすれば、人は

  • 何物をも所有しないでも、また働きを金に換えない

  • でも、許されて生かされるという信条のもとに、つね

  • に懺悔の心を持って、無所有奉仕の生活を行っているところです。
     一燈園では、おひかり=(光=(神・仏・大自然)から預かった財物を、世の争いの種にならぬよう運用経営する機能を「宣光社」と呼んでいます。光泉林は昭和四年現在地に開設され、財団法人として認可されました。約十万坪(33ヘクタール)の土地に、数十棟の建物があり、二百数十人の者(同人と云う)が生活を共ににし、懺悔報恩の心を持って捧げた働きをすることを念頭しています。

     この一燈園思想に基づいた教育を実践する場として、大正13年(1924)年に燈影塾が創設され、その後幼稚園から高等学校までの一貫した学園を築き、受験偏重教育と一線を画した全人格教育を50年あまりにわたり実践してくる。国際貢献とボランティアに重点を置いた独自の教育は、 内外から高く評価され、昭和53年には日本ユネスコ協会連盟より国際理解教育活動最優秀賞を受賞、また設立母体の一燈園は、長年の ボランティア活動に対して平成5年アルベルト・シュバイツァー賞を受賞。卒業生の総数は250余名に過ぎないが、 学位(博士号)所有者は5人、卒業生は教育・芸術・企業経営など幅広い分野で活躍している。
     
    一燈園   一燈園学校

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