
インクルーシブ教育(英語: Inclusive Education)とは、人間の多様性の尊重等を強化し、障害者が精神的および身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能にするという目的の下、障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組み。インクルージョン教育と呼ばれることもある。
つまり、普通のカリキュラムを実施する学校の中に特別支援教育も取り入れ、特殊学級を整備するなどで、障害児と普通の子を一緒に学ばせる環境が整備された学校を目指す。
特別支援教育とはどのような教育?
「特別支援教育」とは、障害のある幼児児童生徒の自立や社会参加に向けた主体 的な取組を支援するという視点に立ち、幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズを 把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するため、適切な指導及び支援を行うものである。
インクルーシブ教育とは、特別な支援の必要な子どもと、そうでない子どもが平等に学びの機会を得られる教育システムです。障がいの有無にかかわらず、子どもたちの多様性を尊重しながら共生社会の実現を目指します。文部科学省では、共生社会の形成に向けて、インクルーシブ教育のシステム構築を推進しています。今後の教育では、インクルーシブな環境での学習が、スタンダードになると考えられるでしょう。
インクルーシブ教育では、すべてのこどもたちが平等に学ぶために、合理的配慮を行います。



2022年、国連が日本に対し分離教育を止めるように勧告しました。
この「分離教育」とは、難病や障害のある子どもとそうではない子どもを切り離し、別々の環境で教育する仕組みのこと。障害のある子どもにとって、人生経験や人間関係、社会経験の機会を奪ってしまう可能性があるからです。
そこで新たな考え方として導入されつつあるのが、障害や病気の有無、国籍や人種、宗教、性別といったさまざまな違いや課題を超えて、全ての子どもたちが同じ環境で一緒に学ぶ「インクルーシブ教育」です。多様な子どもたちが地域の学校に通い、共に過ごす。そのことで、自分とは異なる個性や価値観を受け入れる心を育み、誰もが活躍できる共生社会の実現を促します。
多文化共生社会教育
(様々な人種や社会階級との共生)
多様性別共生 (同性愛者、性転換者、他)
対象学生
1. 地元一般労働学生
2.外国一般労働留学生
3.国内発達障害者(特殊遺伝保有者)
4.外国発達障碍者(特殊遺伝保有者)

自分の経験から
うちの子は、3人ともADHDを主にASDとLDが不変等で混合されている発達障害を多少にもっている。
特に学習障害が大きかった一番下の次男は、普通の子供にできる、「字を書くこと」 できなかった「ディスレクシア」を持っていたりしたが (多分、これは次男が胎児の時に母親から感染したトキソプラズマ症による脳神経部分切断によるものと思われる)、一方では「一を聞いて10を知る」呑み込みの早い子供で、ゲームなどもどんどんクリアしてしまう天才的な集中力があった。3歳の時にファミコンのマリオブラザースをクリアしてしまって7歳でネットの対戦ゲームで世界中に友達を作って遊んでいた。
1984年、パナマ市のモンテソーリスクールに3人の子供をいれたら、幼稚園に入った一番年下の子供は、授業に合せられず、なにをしていいか分からないでいると、校長から精神医に見てもらうように言われ、専門医からADHDと診断されたときに、当校ではADHDは対応できませんと、追い出されてしまった。
パナマ市内のマンションでは、うちの子供がアジア系の顔をしているので「チーノ、チーノ」といじめに会うので、田舎の海辺の高級別荘地に引っ越し、近くの町の黒人系の子供が多い学校に転校させたら今度は「ブランコ」白、白といじめられるというので、頭に来て家の近くに新しい小学校を作ってやった。
当時JICAの国際協力事業の派遣先現場近くに引っ越したところは、海辺の別荘地を借りた家で、近所の漁村には小学校がなく、近くの町まで妻が車で送り迎えをしていたが、近所には小学校に通えない子供も20名以上いたので、大変喜ばれた。


障害の種類
(学校としてどこまで受入れ対応できるか)
身体障害: ①視覚障害、
②聴覚・平衡機能障害、
③音声・言語・そしゃく機能障害、
④肢体不自由、
⑤内臓機能などの疾患による内部障害
知的障害: ダウン症、自閉症
発達障害: 自閉スペクトラム症 (ASD)
注意欠如多動症 (ADHD)
学習障害 (LD)
精神障害: ①統合失調症、
②気分障害
③てんかん
④依存症
⑤高次脳機能障害
私は当時、政府派遣のJICA専門家としてODA予算でパナマに森林保善技術訓練センターというのを設立し、植林技術や、森林経営技術などの研修事業を行っていた。
個人で自費とはいえ小さな小学校を作るのは、パラグアイで1校目を経験していたので、2校目のパナマの小学校は、勢いで数か月でつくり政府にも公認してもらった。パナマ政府も文部大臣も、環境大臣も協力的だったので、まったく問題なく学校は承認され、運営された。
Proyecto Escuela Nautica de Panamà | proyectos (itogenichiro.wixsite.com)
Centro para el Desarrollo Sostenible | proyectos (itogenichiro.wixsite.com)
その後、他のプロジェクトに転勤となり、パナマ市内に引っ越すことになり、子供たちはOxford Schoolという英語の学校に入れたが、うちの子供たちは英語の下地がまったくなかったので、そこの学校の英語の先生を、放課後子供たちと一緒に連れて帰り、家で英語の個人特訓を3人の子供たちにしてもらうことにし、うちのカミさんも入り、4人分のレッスン費を払って毎日特訓してもらったら、1年で英語についていけるようになった。この時に感じたのが、知らない言語を学ぶということでADHDの問題がまったく発生しなくなったのであった。これは私も小学5年で日本から南米のスペイン語圏に転向し、1年からやり直した時に、先生のいうことに100%の集中力がでていたことで、2年で5年生までを飛び進級でクリアでき、6年生は1年間まるまる隣の町の学校に通った。日本ではADHDの問題で授業についていけなかったのが、言語の壁がある学校では問題がなくなったのである。