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世界的な震災危機
 

もし我々の住む社会で大震災、戦争、侵略のようなことが起こり
避難しなければならなくなるとしたら 

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Si ocurre algo como un terremoto, una guerra o una invasión en la sociedad en la que vivimos y si tenemos que evacuar?
 

地震はどうして起きるのか

 

 地震は地下の岩盤がずれて起こるものです。地震が発生したときの岩盤のずれ(断層)が生じた領域のことを震源域と言います。一般的に震源域の長さはマグニチュード7の地震では数十km程度、マグニチュード8の地震では100~200km程度、マグニチュード9の地震で500~1000km程度です。なお、震源は岩盤のずれが始まったところを指すのに対し、震源域は岩盤にずれが生じた領域全体を指します。

地震は、地下の岩盤が周囲から押される、もしくは引っ張られることによって、ある面を境として岩盤がずれる現象のことをいいます。このずれを断層といいます。地震による岩盤のずれによって、周辺の地層を断ち切るためにこのように呼ばれています。

 プレート(plate)はもともと英語で板を意味します。地学の分野では、地球表面を覆う岩石の層のことです。地球の半径約6,400kmに比べて、プレートは、厚さ10~100km程度の板のように見えるので、このように呼ばれます。世界中の地震の発生場所を見ると、細長く帯状に配列しています。この帯がプレートとプレートの境界に相当し、世界は10数枚の主なプレートで隙間なく覆われています。それぞれのプレートは相対的に動いていて、その境界ではプレート同士が衝突したり、一方のプレートの下にもう一方のプレートが潜り込んだり(沈み込んだり)しています。そのときにプレートにかかる力が原因となって地震が発生します。

世界で一番規模が大きな地震は何ですか?

 

 地震の規模はマグニチュード(M)で表します。地震情報の中で通常用いているマグニチュードは、地震波の最大振幅だけで求めておりますが、一般に大きな規模の地震になると、次第に規模通りに最大振幅が大きくならない性質(マグニチュードの飽和)があります。このような飽和を避けるため、大きな規模の地震では、地震波の周期と振幅の情報を用いたマグニチュードであるMw(モーメントマグニチュード)を用いる場合があります。世界で一番大きな規模の地震は、西暦1900年以降では、1960年5月22日に南米チリで発生したMw 9.5の地震です。この地震の震源域の長さは1,000kmにも及びます。また、津波が約1日かけて太平洋を挟んだ日本にも来襲し、大きな被害をもたらしました。アメリカ地質調査所による、1900年以降に発生した規模の一番大きな地震は、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖大震災です。

1900年以降に発生した地震の規模の大きなもの上位10位

   順位日時    発生場所  マグニチュード(Mw)

1. 1960年5月23日   チリ              9.5

2. 1964年3月28日  アラスカ湾           9.2

3. 2004年12月26日 インドネシア、

                          スマトラ島北部西方沖        9.1

4. 2011年3月11日   日本、三陸沖
                    東北地方地震          9.0

5. 1952年11月5日  カムチャッカ半島        9.0

6. 2010年2月27日   チリ、マウリ沖        8.8

7. 1906年2月1日    エクアドル沖          8.8

8. 1965年2月4日    アラスカ、アリューシャン   8.7

9. 2005年3月29日  インドネシア、スマトラ島   8.6

  1950年8月15日   チベット、アッサム            8.6

  2012年4月11日   インドネシア、

                             スマトラ島北部西方沖        8.6

  1957年3月9日   アラスカ、アリューシャン     8.6

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